タグ別アーカイブ: 暗記

10の知識エリアを記憶する

野村です。先週のPMP(R)試験対策(3日間)で、10の知識エリアを覚える方法を、講義中に開発?し、かなり効果があったので紹介します。3分くらいで、統合からステークホルダーまで、スラスラ言えるようになりますし、逆順や、調達の2つ前はコミュニケーション、というような、記憶の引き出し方(Recall)もできる記憶法を採用しています。

従来PMP(R)試験対策では、記憶の仕組みについて説明しますし、全プロセスを10分で記憶する方法も扱っていますが、次回からは、この10の知識エリアを記憶する、が、追加されます

振り返ってみると、そもそも、弊社では「記憶トレーニング」というコースがありました。こんな成果も出しています(最近実施していないので、リクエスト頂けたら、開催します)。

元々、10の知識エリアを記憶する事自体は、それほど大変ではないですが、さくっと記憶できて、いつでもさらっと記憶をRecallできると、便利です。英語圏では、こんな方法で記憶しているようです。語呂合わせ風の方法です。悪くは無いのですが、途中で躓くと、その先は永遠にRecall出来ないという欠点を持っています。また、逆に言うことも出来ません。意味を持たせることも困難です。今回の方法では、語呂合わせは使いません。

自分の場合は、PMBOK(R)GUIDEにカラーペンで色づけをして、色と言葉の組み合わせを作り、記憶していました(今回ガイドの紙がグレーになったので、色がくすんでしまう・・・残念)。色を思い出すほうが、言葉を思い出すよりも高速、ということで、この仕組みを使っていました。しかし、今回は、さらに違う方法に挑戦してみました。講義中に、一瞬で出来て、また、それを説明することも短時間で出来たので紹介します。

では、本題です。10の知識エリアを記憶することについて説明します。記憶の方法としては、LOCIを使います(LOCI、Journey法、日本語だと「記憶の宮殿」で検索すると色々出てきます)。

まず、部屋の中に、10箇所、付箋を貼ります。目をつぶっても、その、付箋を貼った場所を順番に辿って思い出せる状態になるまで、付箋を眺めます(すぐできます)。付箋を貼る場所は、あまり移動しないモノが良いでしょう。この付箋の場所が、記憶の宮殿の第一歩です。記憶できている場所であればどこでもいいので、例えば、昔住んでいた家、とかでもOKです。「家を出ると隣の家の生け垣があって、左に曲がって、道路に出る右手には照明、左手には生け垣のブロック、道路に出て電柱、ゴミ捨て場、道路標識、隣の家の門柱、止まれの標識、バス停、バス停のベンチ・・・」などでもokです。

次に、そこに、記憶すべきものを乗せていきます。コーヒーメーカー+統合、柱+スコープ、柱スコープ、モニター+コスト、プロジェクター+品質、ホワイトボード+資源、モノポリーの箱+コミュニケーション、赤いゴミ箱+リスク、扇風機+調達、ドア+ステークホルダー、という感じです。このときに、印象に残るように、コーヒーメーカーから抽出されるエスプレッソは色が黒い、黒は統合(自分の場合は色と知識エリアが既に結びついている)、ゴミ箱は赤い、赤はリスク、プロジェクターは熱い、ピンクの煙が出ている、ピンクは品質、みたいな結びつきです。あの会社の部長が今ドアから入ってきた、ドアはステークホルダー、あるいは、モノポリーは交渉上手が強い、だからコミュニケーション、こじつけでも何でもOKです。(注:実際には英語でやってます。調達、品質は、わかりやすくするために書いています。)

ここまで、所用時間は3分くらいです。これが脳内に出来上がっていれば、調達の2つ前・・部長が入ってくるドアの2つ前は赤いゴミ箱、赤いゴミ箱はリスク、と、スラスラ思い出すことができます。あとは、時々脳内で、記憶の宮殿を散歩すれば、いつでも迅速に使えるようになります。脳の中にある材料だけで、勝負できるようになる感じです。

自分の場合は、上記のコーヒーメーカーからドアまで、太陽系を英語で結びつけて記憶しています。ネプチューンの2つ前はサターン、とスラスラ言えます(私と直接会ったら、試してみて下さい。)。で、記憶の宮殿に新しい覚えるべきものが入ってきたために、プロジェクター=火星(Mars)と品質が合体してしまいました。2つ目の柱=VenusとScheduleも合体です。(但し、英語で、しか、出来ません。日本語では語呂合わせで覚えてしまっているので、記憶の刷新が難しいです。)

記憶とRecallの速度を上げると、試験勉強は楽になります。是非、いろいろやってみてください。また、いいアイデアがあったら教えて下さい!