【不合格者の声】Iさん・続1


野村です。私の方からは、次のようなメールを返信しました。

なるほど、試験の傾向はそれほど変わってないように思います。
確かに困難な試験ではありますが、誰でも合格出来る試験でもあるのです。た だ、ご指摘の通り、単純記憶と問題集でなんとかなる、というようなものではな いと思います。
問題を、できた、まよった、わからない、に、分類したら、何:何:何くらいに なりますか?
試験の概要を覚えているうちにディスカッションしましょう。

Iさんから返信頂きました。

ご連絡有り難う御座います。
> 問題を、できた、まよった、わからない、に、分類したら、何:何:何くらいに
> なりますか?
1:3:2くらいになると思います。
学習範囲はかなり手広くやっていましたので、全く聞いた事のない用語はほとんどありませんでした。その分、聞いた事がある用語が多すぎる分、どの選択肢がこの問題に対して適切かという事に非常に迷ってしまいました。その為、自信を持って回答できた箇所が以外に少なくなってしまいました。
例えば、XXXXの図があり値を求められた時に、どのように導き出せば良いかという所まではちゃんと理解できてませんでした。XXXXがXXXXで有る事は認識していたのですが。
特に、問題文からこれが
・品質保証なのか品質 コントロールなのか、
・調達コントロールなのか終結なのか、
・終結フェーズで対応として、教訓を残すのが先か最終報告書を提出するのが先なのか
・このツールと技法は調達終結時に使用していたのかどうか
・この現場の対応が鎮静なのか協力、なのか対応なのか
と、判断できない箇所が多く、感覚でこれだろという選択肢を選ぶ傾向がありました。
なんで理解がこんなにあやふやなのか自分でも考えてみたのですが、手広くやったものの、結局問題と答えの結び付けばかりに力を入れてしまったのではと考えております。
以上、宜しくお願いします。

まず、できた、まよった、わからない、というのは、弊社独特の方法なのですが、問題の難易度を3段階にわけて分析しよう、という方法です。

  • できた=正答率ほぼ100%
  • まよった=二択まで絞った=正答率50%
  • わからない=えいやっ、で、選ぶ=正答率25%(四択なので)

ということになります。これが、1:3:2の場合、

  • 200/6 x 100% = 33.3問正解
  • 200/6 x 3 x 50% = 50問正解
  • 200/6 x 2 x 25% =  16.7問正解
  • 全体正答率では、100 / 200 = 50%

ということになります。合格ラインである61%には及びません。しかし、出来たと思った(3:1:1)のに、落ちた、というケースに比べ、救いがあると思います。出来ていなかった、と、自分で認識することが出来ています。

意味は解っていたが、図になると解けない、というのは私も経験があります。一度落ちた時がまさにこのケースでした。言葉の意味は解っている、でも、その表や図で舞い上がってしまい、頭が真っ白になる、というケース。フロートの計算や、時間計算、CPMなど、「計算方法は知っている」のに、図や表を解釈することができず、失ってしまう状態です。これは、なんとも歯痒いものです。

さて。大きな課題はこのあたりにあります。

終結フェーズで対応として、教訓を残すのが先か最終報告書を提出するのが先なのか

これは、仕事の順番を、プロセスよりもさらに細かく分解して、一つ一つ、臨場感のあるイメージに起こしておかないと、なかなか答えられるものではありません。PMP(R)試験の恐ろしいところは、実務経験があっても無くても、臨場感を持って、「何の次に何を行わなければならないか」を、【考える】ことが要求される、ということなのです。ここが、記憶していれば何とかなる、という試験とは、根本的に異なるところなのです。

教訓と最終報告書では、どちらが先に来るべきでしょうか?少しの間、ステークホルダー全体で教訓を洗い出すシーンと、最終報告書を配布するシーンを臨場感を持って想像してもらえれば、自ずと答えは出るはずです(ピンと来ない人は遠慮無く、野村まで質問してください)。

それにしても、学習方法は、なかなか悩ましいものがあります。自分の経験度合い、年齢、得手不得手、色々考えなければならないと思います。つまり、自己認識です。自分を少しだけ掘り下げてみて頂きたいと思います。

とはいえ、気楽にご質問下さい。