Work Performance Data, Information, Reports


PMBOK(R)ガイドの解釈でなかなかわかりにくいところの一つ、作業パフォーマンスデータ、作業パフォーマンス情報、作業パフォーマンス報告、があります。

お手元にPMBOK(R)ガイド第五版がある方は、P.58あたりを参照してみてください。簡単に説明します。そもそも、この3つは、「情報」です。

  • Work Performance Data リアルタイムな生の進捗などの情報
  • Work Performance Information 収集されコントロールに使用され分析された、発生タイミングからは少し遅れた進捗などの情報
  • Wrok Performance Reports 最終的に分析され取りまとめられた、データ発生からは多少時間が経過したものも含まれる、ステークホルダーへのプロジェクトの状況を伝える報告情報

こんなところです。

問題は、なぜこう呼ぶのか?です。また、PMBOK(R)ガイド三版、四版から学習されてきた方にとっては、結構混乱させるポイント、です。呼び名が変更になっているためです。

この変更は、DIK(W) Pyramidとの整合です。Reportsは、Knowledgeに該当します。生のデータがあり、整理された情報があり、手続を経た報告=Knowledge、というかたちに整合されました。さらに、(W)は、Wisdomです。流石にWork Performance Wisdomなんて存在しませんが、もし、PMBOK(R)ガイド的に解釈するならば、予測を含む報告書を基にステークホルダーと報告会を開催し、アイデアを出し合い、戦略、つまり今後どうしていこうかを決定したもの、と、言えます(ここはガイドでは、単に、変更要求となります)。

このように、PMBOK(R)ガイドは様々な既存の仕組みを取り入れています。DIKな考え方も、おそらく、1970年代に始まったものです。40年経過して、PMBOK(R)ガイド側が取り入れている、という状況が見えます。ということは、他にもKnowledge Managementなどで、同じような取り入れが行われていると思います。