プロジェクトマネジメントの中核、スコープ


現在のPMBOK(R)ガイドの中心には、スコープという概念があります。スコープから、タイム、コスト、他、あらゆる要素が決まって行きます。PMP(R)を目指す上でも、大切な概念の一つです。
スコープは、成果物スコープとプロジェクトスコープを包括しています。成果物スコープは、スペック、プロジェクトスコープは、なすべきこと、です。
これらをデザインしていくことが、プロジェクトマネジメントでは求められます。

プロジェクトによっては、非常に高速に成果物スコープが変換していくことがあります。新製品開発におけるPIVOTが起これば、成果物スコープは変わっていきます。プロジェクトによってはプロジェクトスコープは図面通りの場合があります。請負でトンネルを掘る場合、ほぼ図面通りです。

プロジェクトスコープは、なすべきこと、です。リスク対応も、マネジメント活動も、チーム形成活動も、全て含まれます。図面通りと決まっていても、それをどのように達成するかは、都度考えなければなりません。

わたしが掘っていたトンネルでは、破砕帯と呼ばれるおそろしく脆いところを掘り進みました。その場合、なすべきことは、変わります。リスク対応によるスコープの変更です。

さて、スコープはスコープ記述書に、なすべきこと=成果物一覧、という形式で記述され、さらにWBSという形式で構造化されます。こうしてスコープベースラインが作られます。

日常的には、スコープのずれが管理されます。とはいえ、多くのケース、スコープのずれより、スケジュールのズレが優先的にフォーカスされます。これは非常に危険です。なぜなら、スコープのズレがスケジュールのズレを生じさせて居る可能性があるからなのです。パフォーマンスが低いことが、遅れを生じさせて居るだけではなく、身勝手な計画外の活動(しかも大抵リスクと錯覚している)が、スコープを無意識に増大させているのです。「今週は追加の検討があって・・・・遅れました」、でもそれって、変更ですか?リスク対応ですか、見落とし(計画漏れ)ですか?

こうした一連の活動は、全て、スコープマネジメント計画書に記述されています。XXXXマネジメント計画書は極めて重要なのです。

さて。考えてみましょう。なぜ「スコープ」なのでしょう?スコープとは「範囲」です。範囲の内外を「捉える」ことで、初めてスコープを認知できます。詳しくは試験対策でお話しします!