ダブルループ学習によるプロジェクトマネジメント


プロジェクトマネジメントといえば、計画、実行、監視コントロールなのは言うまでもありません。PDCAを拡張した考え方で、古くからPMBOK(R)ガイドで説明されている方法です。計画、実行、監視コントロール。これはあらゆるプロジェクトマネジメントの基本なのです。プロジェクト全体とフェーズの間において多重化されているとはいえ、基本はシングルループをまわします。

 

しかし、それだけだと何か足りない・・・・そう、定量化されることについては、シングルループをまわせば良いのですが、定量化しずらいこと、自分たちで考えた仮説や前提をうまく取り扱う・・・、そう、もう一つ外側にループが必要なのです。

 

例えば、ある仮説により、計画し、コントロールした、とします。そこで、仮説の誤りに気がつくわけです。そうなると、コントロールした結果が、仮説に対する検証になっています。検証の結果、仮説を修正することになるます。ここが、学習になります。

 

内側のループ:計画、実行、監視コントロール(→検証へ)

外側のループ:仮説(→計画へ)、検証、学習

 

これは、いわゆるダブルループ学習になっています。プロジェクトマネジメントにおいて、前提、仮説、シナリオ、これは非常に大切です。ですが、それ自体をチェックする仕組みも必要だと考えます。

 

「いつもどおり、きっちりできる」というような、例えば、かなり自信のある請負プロジェクトでは、前提や仮説が最初からかなりの確度で信頼できます。しかし、新製品新サービス開発、顧客開発など、ゆらぎが大きいプロジェクトでは、仮説検証の仕組みが必要になります。

 

ダブルループをまわす速度など、決まった答えがあるわけではないのですが、顧客開発の現場などでは、通常、内側のループのほうが、高速であるべきと感じています。本件、Facebookなどで議論しています。是非、ご参加下さい。